発達障害ちゃんと赤ちゃん

37歳無職。ADHD。同い年の夫(双極性障害)と2歳3か月の息子と世田谷区に暮らす。わりといつも離婚5秒前。

頭の中が忙しい

f:id:unohitomi:20161231041408j:plain

ADHDである私は、生まれてこのかた殆どの時間をぼんやり空想にふけっているといっても過言ではありません。

幼少期から快活なところのない、ぼんやりと空想にふけるのが大好きな子どもでした。
一人遊びを好み、庭に出て砂利の下にいる小さな虫を何時間でも眺めたり、おもちゃ箱の中身で空想の世界を作り、1人無言で遊び続けたりしました。

周りからの反応には恐ろしく鈍いので、ぼんやりして見えますが、頭の中は空想でいっぱい。空想で大忙しでした。

ADHDの特性に多動というのがありますが、この特性は、身体だけでなく頭の中の多動にも当てはまるそうです。
貧乏ゆすりや手をもぞもぞ動かす仕草が見られなくても、頭の中でいろいろな考えが浮かんでは消え、浮かんでは消え、思考があっちに行ったり、こっちにいったり、頭の中が忙しい人も多動なのです。

文献によると、発達障害の特性が現れるピークは9歳だと言われています。
私も小学生の頃は、毎日毎日空想に耽り、授業なんてちっとも聴いていませんでした。
ぼんやりとさぼっているように見えるから先生からの評価もとてもとても悪かった。
クラスの中で私ほど先生に怒られている子どもはいませんでした。
悪ガキとかお調子者キャラクターならまだしも大人しい女子が毎日のように先生に怒られるのです。
恥ずかしくて悲しくてたまりませんでした。
でも、いくら恥ずかしくても悲しくても努力で治るものではないのです。
教師に「ふざけるな」と、
親に「普通になって」と言われても自分ではどうしようもありませんでした。

ただただ、悲しくて、悔して、自分はダメな子どもなんだと思いました。
自尊心がどんどんなくなっていきました。

だから、お子さんがいらっしゃる方には、どうか発達障害、特にADHDには、頭の中の多動という特性があることを知って頂きたいです。

ふざけてるわけでも、さぼっているわけでもありません。
自分ではどうしようもないのです。
そして適切な治療をすれば治る症状です。

私は今となっては授業中に空想で大忙しだったことよかったと思っています。
あの外界をシャットアウトして空想にふける経験は私に想像力というどこにでも行ける翼をくれました。
私は自分の頭の中が多動だという特性が嫌いではなかったのです。
その特性により自尊心を傷つけられることが耐え難かった。

発達障害は治療はもちろん大事ですが、何よりも重要なのは、当事者の自尊心を守ることだということを忘れてはいけないと思います。

周りの子どもと同じように授業をきちんと聴くための治療というより、その周りと違う特性によりは、その子の自尊心が傷つけられないために治療が必要なのだと当事者として思います。