発達障害ちゃんと赤ちゃん

37歳無職。ADHD。同い年の夫(双極性障害)と2歳3か月の息子と世田谷区に暮らす。わりといつも離婚5秒前。

まさか私が発達障害なんて

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ADHDと診断済みの私なのですが、意外なことに、ここ最近まで自分を発達障害だとは思いもしませんでした。

だって、多動の自覚もないし。

多少衝動的ではあるけれども性格の範囲内だし。

物忘れはひどいけれど、そんな人たくさんいるし。

障害なんて大それた名前が付くわけない。

 

だって、私は大学院に進学して博士号を取っているし。

その分野ではそれなりに評価されているし、就職だってしたことあるし、仕事はできるほうだったし。

(※つまり自分の得意な分野では能力を発揮できていただけ。事務作業は壊滅的にできない。それどころか毎朝出勤簿にハンコを押すといことがいくら意識してもできなくて上司に呼び出された。)

 

 

お料理だって得意だし、掃除だって嫌いじゃない。

(※料理はレシピ通りに作ることが苦痛だったため、調理師が読むような専門書で勉強して、料理ごとの塩分濃度の適正パーセンテージ、だしの引き方、調味料の割合による味の変化など徹底的に基本を身に着けて、自分で一から作れるようになって好きになった。

掃除はできるけど、整理整頓はできない。タンスにしまった服は一生着ない。クローゼットにかけて収納しないと、目につかない服はないのと同じ。)

こんな風に自覚のない私が「もしかして発達障害かも?」と思ったきっかけは、夫の双極性障害発症です。

夫が双極性障害と医師に診断されたことで、私は精神疾患関連の書籍や論文を読み漁りました。

医師に質問を重ねました。

 

彼への愛情というよりは、躁状態になった夫が人が変わったように、ゴミのようなファストファッションを大量に買う浪費、多額の株式投資による借金、性欲過多による女性関係の逸脱というとんでもない状態になったので、対策をねるためです。

 

双極性障害の当事者には一般的に病識がありません。

自分が以前とは明らかに違う、おかしい状態なのにも関わらず、躁でハイテンションになった夫は、毎日、外を出歩き、年齢に見合わない安っぽい派手な服を買いあさり、風俗店に通いまくり、家に帰ってきたらFXで多額の取引を始めます。

仕事には行きません。

もちろん私は夫に苦言を呈します。

すると私への暴言、無視が始まりました。

まだ1歳の息子に対してもイライラした態度をしめすようになりました。

 

夫婦関係の危機、何より大事なかわいいかわいい息子との日常を守らなければならないという切羽詰まった状況に追い詰められた私は、ADHDらしい過集中によって、とんでもないスピードで夫の症状を調べ、双極性障害である可能性を突き止めて、絶縁していた彼の父親に協力を要請して、彼を精神科の入院施設のある病院へ連れて行きました。

自分は病気ではないと暴れる夫は、薬で眠らされて閉鎖病棟へ連れていかれました。

 

泣きました。

屈強な看護師に抑えられて注射を打たれて眠らされる夫がかわいそうなのと、これで治るかもしれないとほっとしたのとで涙がいつまでもボタボタと流れていました。

 

結果的に夫は入院治療と適切な服用によって双極性障害を克服しつつあります。

来月には半年ぶりの復職を予定しています。

 

まあ、その夫の治療の過程で、夫がアスペルガーである可能性が浮上して、発達障害関連の文献を読む中で、ADHDについての解説にあれ?これ、私じゃない?となったことがきっかけで私はADHDだと診断されたわけです。