発達障害ちゃんと赤ちゃん

37歳無職。ADHD。同い年の夫(双極性障害)と2歳3か月の息子と世田谷区に暮らす。わりといつも離婚5秒前。

見逃されやすい女性のADHD

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先日、発達障害についての文献、特にADHDに関するものを読んでいると、興味深い記述がありました。

 

それは、

成人女性のADHDは、長年、存在しないものとされ、医師が診断することもありませんでした。

成人女性にもADHDが少なからず存在することが分かり、注目され始めたのは、1990年代に入ってからです。

というものです。

 

これを読んだ私は、

えっ?うそでしょ?

1990年代なんて、つい最近じゃん。

それまで、無視してたなんてひどい。

男にあるなら女にもあるに決まってるだろ?

何?ふざけてんの?

と、思ったわけですが、女性のADHDが医師から見逃されていたのには理由があったようです。

 

そもそも日本で成人の発達障害の研究が盛んになったのは1980年代のこと、それまでは成人の発達障害は存在を無視されたり、誤解されてきたのです。

ADHDは長年、精神科医の間では思春期に改善するという先入観があったそうです。

しかしADHDの子供を成人後も追跡するなどの研究によって、成人してもADHDの症状を持ち続けていることが判明しました。

 

子どもADHDの割合は、研究者によってまちまちですが、だいたい人口の7~12%。

 

そして成人のADHDの割合は、人口の2~4パーセントという研究結果が発表されています。

こんなにたくさんのADHDの当事者がいるのに、診断・治療がされていなっかったなんて驚きます。

 

特に女性のADHDは医師から診断されにくく、問題を訴えて受診しても、双極性障害人格障害などの他の精神疾患だと誤診されていたようです。

 

それは、男性のADHD患者の多くが多動、衝動性優勢型で他者への攻撃性や反社会的行動など、実害がある場合が多いのに対して、女性のADHD患者には、不注意優勢型が多く目立った問題行動がなかったためとされています。

 

しかし、外からは分かりにくい不注意優勢型だって内面では悩んでいます。

現在では、女性のADHDはよく知られています。

 

これには、2000年に発行された『片づけられない女たち』サリ・ソルデン著(原題:Women with Attention Deficit Disorder )

の存在が大きいと思われます。

 

この本は、米国のカウンセラーであるサリ・ソルデンが女性のADHDについて書いた著書です。

ソルデンは、この本の中で、以前は子供のみに見られる障害で、かつ男性が大半を占めると考えられていたADHDについて、実際には大人になっても障害が残留して様々な問題を抱えていること、女性特有の問題があることなどを指摘しています。

話題になり、いろいろなメディアで片付けられない女たちに関連してADHDが取りられ、話題になりました。

今でも、ADHDといえば、片付けられないというイメージがあるほどです。(実際には症状の出かたには個人差が大きく、片付けられる人ももちろんたくさんいます。)

 

この本の内容にあるように現在では、女性特有の傾向も研究によって明らかになってきています。

 

次回は女性のADHDの傾向について書きたいと思います。

 

あ、ブログのタイトルが「発達障害ちゃんとかわいい赤ちゃん」なのにこれまで全く赤ちゃんの話が出てきてないですよね。

これから徐々にかわいい赤ちゃん(息子)の育児についてADHDの母親としての苦労とか悩みとか、工夫について書いていくつもりでいます。