発達障害ちゃんと赤ちゃん

37歳無職。ADHD。同い年の夫(双極性障害)と2歳3か月の息子と世田谷区に暮らす。わりといつも離婚5秒前。

女性のADHDの特徴 ③うつ病、不安障害、依存症を合併しやすい

うつ病、不安障害などの精神疾患、または依存症を合併しやすい

私が読んだ文献の中には、ビターマンという医師が、ADHDの男性と女性それぞれ128名を対象として、精神疾患や認知機能を比較したところ、女性のADHD患者は男性と比べて、うつ病と不安障害にかかっている割合が高かったといの研究報告があります。

 

前にも書いたように、発達障害であることは、生きづらいです。

生きづらいということは、それだけ日常的に定型の人達(発達障害ではない人達)よりもストレスにさらされているということです。

そして、発達障害の人間というのは、おおむねストレス耐性が弱い。

 

ADHDの人は、その多動、衝動性などのために、両親、教師、大人になってからは、上司、パートナーから常に叱責を受け、失敗体験と挫折体験ばかりを重ねる人が少なくありません。

特にADHDの女性は男性のADHD患者に比べて、学生時代の成績が低い傾向にあり、認知能力が劣っているというデータがあります。

 

私も小中学生の頃の成績は非常に悪かったです。

宿題ができない、忘れ物が多い、授業を集中してきけない、集団行動ができない、常にぼんやりと空想にふけっている。

そんな子どもの成績がいいわけありません。

 

発達障害の検査を受ける際に、「小中学生の頃の成績表を持ってきてください」と言われて実家から取り寄せたのですが、中身を見て驚きました。

だってあまりにもひどいから。

成績表には、教師が学期ごとにコメントを書く欄があり、そこには、どれ程私が学校生活に適応できていないかが垣間見えるコメントがぎっしり書いてありました。

 

「やる気がみられない」「忘れ物が多い」「お友達を作ろうという意欲が感じられない」「テストは得意なのに授業に積極的に参加しない」など。

なんだか、当時の自分がかわいそうになります。

 

やる気、学校生活にそんなに必要でしょうか?

忘れ物が多いのはADHDの特性として仕方ないのです。

友達はたくさんではありませんが、気の合う人が2~3人いて毎日遊んでいました。たくさん友達がいる方がいいなんて、大きなお世話です。

テストが得意な生徒が授業に積極的に参加できないのは、教師の力量が低いからではないでしょうか?

授業がつまらなかったのでしょうから。

そんなことを成績表を見ながらぶつくさとつぶやいていました。

 

今から思えば、仲が良い友達がいて、勉強がそれなりにできるのだから十分じゃないかと思うのですが、当時は劣等感でいっぱいでした。

そう、前回の記事にも書きましたが、ADHDの女性は、劣等感を感じやすいのです。

 

このような背景があって、ADHDの女性は、うつ状態に陥ることがあります。

また、強迫性障害、対人恐怖、パニック障害、不安障害になることが多いと言います。

そして、これは私の実感としてもあるのですが、劣等感や気分の落ち込みを振り払うために、過食症やアルコール依存、買い物依存、セックス依存、薬物依存などにもなりやすいのです。

 

何かに依存することで、自分の拠り所を見つけたとしても、たとえ安心感を得たとしてもそれは虚構です。

何かに依存して、ハリボテの自我を見つけても、心は虚しさを持ち続けます。

 

私はADHDの人たちが依存症になることは誰も責められないと思います。

だって、私たちは生きづらさを何とか克服しようと、心を楽にしようと、必死でもがいた結果何かに縋るのですから。

でも依存症は自分の身を傷つけます。

 

女性のADHDには、精神疾患や依存症になるリスクが高い事実があるなら、少しでも早い段階でADHDと診断を受け、適切な治療をすることがとても大切だと思います。

 

発達障害は個性とか、天才肌とかのきれいごとではなく、二次的な精神疾患や依存症による苦しみも知ってほしいと当事者として切に願います。

なので、次回は二次的な精神疾患や依存症の実例を自分のことを含めて、書いてみようと思います。