発達障害ちゃんと赤ちゃん

37歳無職。ADHD。同い年の夫(双極性障害)と2歳3か月の息子と世田谷区に暮らす。わりといつも離婚5秒前。

女性のADHDの合併症

前回の記事では、女性のADHDは、精神疾患や依存症などの合併症を起こしやすいというデータがあることを書きました。

ADHDだけで、もうほんと勘弁してほしいのに、合併症ってなに?

マジやめて?

そうじゃなくても、女っていろいろ大変なんやで・・・

という気持ちで一杯なのですが、いろいろと調べてみたので、記したいと思います。

 

まずは、そもそもADHD者の何割に合併症はみられるのでしょうか?

 

ビーダーマンという医師は、ADHD者84名のうち、77%が何らかの合併症を伴っていると報告しています。

また別のナドーという医師の報告では、彼のクリニックを訪れた104名のADHDの患者のうち、61%が合併症を示し、38%が2つ以上の合併症を伴っていたのです。

私はこのデータを見て、かなりの割合で合併症があることに驚きました。

合併症の治療にメンタルクリニックを訪れても改善がみられず、根底にADHDがあったという話は珍しくありません。

そのくらい発達障害の診断は、まだ簡単には受けられない現状にあるのです。

 

 

摂食障害

 

ここでは、合併症の一例として、摂食障害について書いてみたいと思います。

摂食障害で苦しむ女性は多いです。

私も摂食障害とまではいかないものでしたが、ADHDの治療を始めるまでは、ストレスを感じると大食いに走っていました。

特に息子が小さい赤ちゃんだった頃は、24時間体制で育児をする毎日にストレスをためながらも、身動きが自由に取れないものですから、もう食べるしか発散方法がないわけです。

思い返すと、当時は、おなかが減ったから食べるのではなくて、快楽刺激がほしくて食べてました。

食べている間は確実においしいと幸せで脳内を満たせれるから。嫌なことを考えずに済むから。

ジャンキーのような精神でコンビニのお菓子を消費する毎日。

心のむなしさを大量の糖分で血圧をあげることによって得られる多幸感で埋めようとしていました。

 

ではなぜ、ADHDの女性は摂食障害になりやすいのか?

1つ目の理由は、以前から記しているように、ADHDだからこその自己肯定感のなさ、自尊心の低さによるものだとされています。

 

そして、2つ目の理由は、脳の機能障害によるものではないかとテキサス大学のブラム教授が指摘しています。

つまり、ADHDの人は何らかの遺伝的な要因によって、脳内のドーパミン系が低活性になり、脳が「快楽の欠乏状態」になっているために、食べ物に快楽を求め、食べることに依存する、摂食障害となるというのです。

これは、摂食障害だけでなく、他の依存症にも当てはまります。

 

ADHDの人の脳は、普通の人(定型の人)に比べて、快楽が欠乏した状態にあるので、強い快楽刺激を求めて依存症になってしまうのです。

つまり脳の障害によって引き起こされているのです。

 

ギャンブル依存、アルコール依存、薬物依存、買い物依存。

これらの依存症がADHDの治療薬により改善したという研究報告もあります。

依存症で苦しんでいらっしゃる方で、ADHDの特性をがあるのだけれど、まだ診断はされてないという方は、ADHDの側面からのアプローチを試みてみるのも一つの選択肢かもしれません。