発達障害ちゃんと赤ちゃん

37歳無職。ADHD。同い年の夫(双極性障害)と2歳3か月の息子と世田谷区に暮らす。わりといつも離婚5秒前。

夫はアスペルガー② 二次障害の発症

f:id:unohitomi:20161230212748j:plain

アスペルガー症候群に気が付かないまま大人になった夫

夫はアスペルガー症候群ですが、二次障害である双極性障害が発症するまで、医師から診断を受けたことはありませんでした。
 
ずっと、どうしてこんなに自分は人付き合いが苦手なんだろう?
どうして他人に共感できないんだろう?
どうしてみんなと同じようにできなんだろう?
どうして自分で考えて行動することが苦手なんだろう?
どうしてこんなに生きづらいのだろう?
僕は誰からも必要とされてないし、誰にも心を開けない。
いつ死んでも構わない人間だ。
と思って生きてきたそうです。
 
彼の本棚には多種多様な自己啓発本生命科学に関する本、愛着障害に関する本があります。それはまるで夫が答えを求めてもがいた痕跡。彼の生きづらさを表しているかのようで、見ていると心が締め付けられます。
 
心ない人に「アスペ」とからかわれたこともあるそうですが、まさか自分が本当にアスペルガー症候群なんて、発達障害なんて思いもしなかったと言います。
知能に遅れのないアスペルガー症候群は、平均よりもIQが高い場合があります。
夫もそのタイプで子供のころから成績が良く、特に勉強せずに進学校から偏差値の高い大学に進学して名の知れた企業に就職しました。
 

二次障害として双極性障害を発症

 
生きづらさを感じながらも社会的には順調だったことが、アスペルガー症候群だと気づくのを遅らせた一番の原因なのだと思います。
そして、二次障害発症という最悪のパターン。
夫が二次障害として発症した双極性障害は患者の人生を破滅させるものです。
夫はこれまで順調に築いてきた社会的地位と家族、どちらも失う危機的状況に追い込まれました。
 
双極性障害躁状態というのは、凄まじく、夫が発症して精神病院の閉鎖病棟へ保護入院するまでの期間は、私の人生の中で一番の地獄でした。
 
株式取引による多額の借金、毎日繰り返される暴言、暴力、無視、自殺騒動、女性関係の裏切り、離婚騒動。
今思い出しても、身の毛がよだつような忌まわしい記憶です。
しかも発症当初は、夫が豹変してしまった理由がわからないのです。
Twitterでフォロワーの方に、「もしかして双極性障害では?」とご指摘をいただいて、そこで初めて夫は病気なのだと思い至りました。
躁状態の夫により肉体的に精神的に痛めつけられていたので、恐怖で思考が硬直していたのだと思います。
真っ先に考えられる夫が精神疾患である可能性に自分では気が付けませんでした。
 
病気とわかってからも病院へ連れて行くのがなんと大変なことか。
本人は自分が精神疾患だなんて認めようとしませんから、説得なんて無理です。私にに毎日暴言を吐き、無視し、ズタズタに傷つけてくる相手をなだめすかし、精神科に連れて行くのは並大抵のことではありません。
幸い、夫を病院に連れていくことに成功して、入院治療をして症状は落ち着きましたが、私はストレスで10キロ痩せました。
 
もし、もっと早くアスペルガーだと診断されていたなら、適切な治療を受けていたなら、二次障害なんて発症しなかったのにと思います。
 
 しかし、ADHDもそうですが、発達障害の診断・治療を専門的に行っている医療機関はまだまだ少ないのが現状です。
 
もしアスペルガー症候群を疑ってらっしゃる方がいらしたら、こちらの以前取り上げた<発達障害を診断・治療できる病院を探す>をご参考にしてみてください。