発達障害ちゃんと赤ちゃん

37歳無職。ADHD。同い年の夫(双極性障害)と2歳3か月の息子と世田谷区に暮らす。わりといつも離婚5秒前。

ADHDと育児③ 溺愛と虐待

f:id:unohitomi:20170105205410j:plain

息子生後3か月くらいに産後うつが改善してからは、2歳4か月の今に至るまで息子を溺愛しまくる私。

毎日毎日「かわいいちゃん」「お利口ちゃん」「かしこいのね」「すばらしいのね」「大きくなったね」「何でも自分でできるのね」「お母さん、〇〇(名前)が大好き」ととめどなく口から溢れてくる息子を称賛する言葉。

前回のブログでも書いたようにこれは、感情のコントロールが苦手なADHDの特性により愛情が溢れて止まらない状態だそうです。

 

子どもに深い愛情を注ぐことは良いことです。

しかし、過剰な愛情がコントロール不能となり過干渉や過保護になってしまっては、私は息子にとって害となる親になるでしょう。

それだけは避けたい。

 

私は自分が感情のコントロールが苦手だと自覚してからは、息子に対して「息子と私は別々の人間なのだ」「息子を私の都合よく動く人形にするためのしつけではなく、彼がいずれ自立して生活するためにしつけをしなくてはいけない」「正しい知識に裏付けされた愛情であることが大切」「冷静な頭とあたたかな心で」と意識するようになりました。

 

これは過剰な愛情だけでなく、私がイライラした感情を爆発させないために頭に置いておくことでもあります。

2歳の子どもなんて親の都合お構いなしで、お腹がすいた、あっちに行きたい、あれがしたい、これが気になると毎秒わがまま放題です。

思い通りにいかないからと私が感情を爆発させていては、息子とわがまま合戦になるだけです。

息子はまだ成長途中で善悪の区別がつかないし、物事の道理がわかりません。

2歳という年齢は、自己主張は盛んにするようになるものの、まだまだ未熟で世の中のルールを理解して守るのは難しいので、親は大変な思いをしなければなりません。

 

私の場合、今は溺愛という方向へ感情のベクトルが向いていますが、発達障害の特性であるコントロール不能の感情がいつイライラの方へと向かないとも限りません。

もし、息子に対してイライラした感情が止まらなくなったら?

息子を虐待するかもしれない。

ネグレクトをするかもしれない。

 

発達障害の母親は感情のコントロールが苦手なために、思い通りにならない子どもと向き合うことが不得意だとされています。そのために虐待をする母親も少なからずいるというデータがあります。

 

私には自分がADHDであり、感情のコントロールが苦手であること、虐待する可能性があることを常に自覚しながら育児していく必要があります。

そしてADHDの治療は仕事が遅くなるなどの不利益がどんなに出ようとも続けていかなければなりません。

 

よく虐待は繰り返されるといいますが、発達障害をもつ母親が虐待をする背景には、母親自身が子どもの頃に発達障害の特性を親に理解してももらえず、叱られ続けたり、親に受け入れられたり、褒められたりしたことがなく育ったために、自分の子どもをかわいがることが難しくなってしまったことがあるそうです。

しかし、母親にその自覚があれば、修正は可能だそうです。

私は自分のADHDの特性からくる自尊心の低さを自覚しています。

そして息子に私のその負の部分を背負わせては絶対にいけないと思っています。

 

あなたの子どもはあなたの子どもではない

待ちこがれた、生そのものの息子であり娘である

あなたを経てきたが、あなたから来たのではない

あなたとともにいるが、あなたに属していない

あなたは愛情を与えても、考えを与えてはならない

なぜなら彼らには彼らの考えがあるから

あなたは彼らのように努力はしても

彼らをあなたのようにすることを求めてはならない

なぜなら生は後戻りしないしきのうにとどまりもしないのだから

あなたは弓であり

あなたの子どもはあなたから飛び立つ矢である

<カーリル・ジブラーン>

 

急に詩を引用してしまいましたが、この詩のように息子には何があっても私から自由あれ!と思っています。

 

※参考文献

『0~3歳のちから モンテッソーリ教育が見守る乳幼児の育ちと大人の心得』著松浦公紀

詩の引用はこの本からです。