発達障害ちゃんと赤ちゃん

37歳無職。ADHD。同い年の夫(双極性障害)と2歳3か月の息子と世田谷区に暮らす。わりといつも離婚5秒前。

発達障害の母親と虐待

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普通の人に比べて感情のコントロールが苦手な発達障害者である私。

発達障害者は、ストレス耐性も低いし、自己肯定感も低いし、なんだか子どもを虐待する危険性を多くはらんでいるようで、もしかして私もいつか息子を虐待すよるようになるのではないかと心配になります。

発達障害者はその親も発達障害者である確率が高く、親から虐待を受けてAC(アダルトチルドレン)になっている場合も多いといいます。

 

母親の記憶

 

私もやはり母親が少し変わった人で、今から考えれば恐らくADHDなのでしょうが、時代が時代なので、診断も治療もすることなく教育職に就きながら子どもを3人育てました。

直接的な虐待はありませんでしたが、彼女はひどい癇癪もちで、いつもイライラしているので、私は常に顔色を窺ってご機嫌を損ねないようにビクビクしていました。

母はフルタイムで働いていたので、幼少期の私はほとんどの時間を祖父母と過ごしていたのですが、母親を恋しいとか、いなくて寂しいと思った記憶は全くなくて、母が帰宅する18時が毎日憂鬱だったことしか覚えていません。

母が家に帰ってくるのが嫌というわけではなく、私は彼女がめんどくさかった。

いつも不機嫌で、口を開けば祖父母への不平不満、どうでもよいような近所の愚痴、この人の口からは嫌なものしか出てこない。汚い口だと思っていました。

母も母でADHDの特性を持ち、祖父母にばかりよくなついて自分になつかない私を持て余しているようでした。

よく「普通になって」と言われました。

祖父母が愛情をもって私に接してくれていたので、私にとって母親は特に必要のない人でした。

母は私とどんな関係を築きたかったのでしょうか。

発達障害の母親はその特性により子どもとの愛着形成が上手くいかないケースが多々あるといいます。もしかしたら母親も発達障害が原因で育児がうまくできずに困っていたのかもしれません。

フルタイムの仕事、24時間勤務で自宅にいないことが多い夫、折り合いの悪い義父母との同居、3人の子どもの子育て、田舎特有の濃密な近所付き合い。

これらは発達障害の母にはこなせるタスクではなかったのでしょう。

同情しないわけではありませんが、しわ寄せはいつも一番弱いところに来ます。

母は私や妹をイライラのはけ口にする前に周りの大人に助けを求めるべきだったと思います。とくに父に。

私は、きっと何があっても大人の都合で子どもを犠牲にしてはいけないと母親に思ってほしかったのだと思います。

 

虐待とは

 

虐待をしないためには、虐待について知らなければと思いいろいろ調べてみました。

そもそも虐待とは、一般的には身体的暴力や性的虐待をさすことが多いのですが、本来もっと広い意味があります。

情緒的虐待もこれに含まれます。

よく知られているのが、子どもの存在を無視して、世話を放棄する「ネグレクト(育児放棄)」です。

子どもがどれだけ泣こうが、なにを要求しようが放っておくと、次第に子供は無気力になり、無表情になり将来にわたって心の病気で苦しむことになります。

また、子どもの前では暴言も暴力もないけれど、いつも不幸な母親を子どもに見せるのも一種の虐待とされています。

いつもため息をつき、愚痴を吐き、家中に不満を充満させる。こんな環境で育った子どもは将来やはり精神疾患になる可能性が高いといいます。

 

虐待の連鎖を断つために

 

では、虐待しないためにはどうすればよいのか?

どんなに辛いことがあっても家族関係に問題があっても無理をして子どもの前では笑っていればいいのか?

そんなことしていたら死んでしまいます。

冗談ではなく、心の通わない夫と壊れた家族関係の中で頑張って頑張って育児して、40代で大きな病気をする女性を何人も知っていますし、その中には亡くなられた方もいらっしゃいます。

長年のストレスは身体を蝕みます。

人格を尊重されない環境は身体に毒です。

 

虐待する母親の多くは、夫との関係に悩んでいると言われています。

発達障害の女性は同じく発達障害の男性に惹かれやすいことは以前のブログにも書きましたが、発達障害の夫が母親の虐待の引き金を引いているケースがあります。

虐待をする母親の背景には、発達障害の夫から暴力を受けて居たり、夫がギャンブル依存症アルコール依存症だったり、浮気をしていたり、人格的に未熟だったりすることが多いのです。

なんの問題もない環境で子どもを虐待する母親なんていないのだと思います。

子どもに無責任な母親が、愛情のない母親が暴力性の赴くままに虐待したくてしているのではないのです。

だから、だれにでも虐待する側になる危険性があると言えます。

 

じゃあ、離婚すれば?と思う方も多いでしょうけれど、夫が原因で追い詰められて子どもに虐待している母親は、経済的な理由で簡単に離婚できない状況に置かれている場合が多いのです。

すでになんらかの精神疾患で就労が難しい場合もあります。

そなんな場合は、虐待を断つ一つの解決方法として、自身の発達障害の治療と、夫に発達障害の可能性がある場合は、夫の発達障害の治療があります。

医師やカウンセラーに話を聞いてもらうだけで気持ちが楽になり、解決の糸口が見つかることがあります。

 

私自身、夫のアスペルガーの診断と二次障害である双極性障害の治療がなければ夫婦関係を持続するのは無理でした。

今もアスペルガーの夫とやっていくのは不安がありますが、アスペルガーだと診断される前の何が何だかわからない宇宙人と暮らしているような状況からは脱しています。