発達障害ちゃんと赤ちゃん

37歳無職。ADHD。同い年の夫(双極性障害)と2歳3か月の息子と世田谷区に暮らす。わりといつも離婚5秒前。

アスペルガー症候群の子どもの特徴② 学童期から青年期まで

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前回に引き続き、アスペルガー症候群の子どもの特徴をご紹介したいと思います。

 

<学童期>

 

・ルールのある遊びの理解が困難で、理解するとそのルール通りにしないと気が済まない。

・勝負にこだわり、勝たないと気が済まない。負けるとパニックになる。

・泣き声を毛嫌いし、泣いている子を黙らせようと怒る。(怒れば余計に泣くことがわからず、共感性に乏しい)

・相手の気持ちや意図が読み取れない。

・暗黙の了解が理解できずに、臨機応変に融通が利かせられない。

・自分の行動を相手がどう感じるかを推測できずに、悪気なく失礼なことを言う。

・国語のテストで登場人物の心情を問う問題ができない。

・冗談が通じず、真に受けて腹を立て、友人に攻撃的な態度をとり、度が過ぎても気にしない。

・妙にかしこまった杓子定規な話し方になり、標準語で話す。

・場の雰囲気が読めず、浮いてしまう。

・教室から出て行ってしまったり、授業中に他の科目の勉強をしたり、好きなことしかせず集団行動ができない。

 

<青年期>

 

・周囲から浮いていることを自覚し、被害的になる。

・他人と異なることで劣等感が強くなり、抑うつ的になる。

・不適応状態が続き、ストレスが亢進し、乖離症状が出現したり、突発的な衝動行動が見られる。

 

私の夫がそうであったように、アスペルガー症候群は知能や言語の発達に明らかな遅れがないために成人するまで本人も周囲も気が付かないことがよくあります。

就職などで社会に出たときに、周囲から本人に対する要求水準が高まることでストレスが亢進して、不適応状態が起こることがあります。

不眠、不安、焦燥、抑うつ気分、解離、幻覚妄想などの症状が出現して、初めての受診となります。

精神科でもこのような不適応状態や二次障害の病状に注目してしまい、症状の根源にある発達障害を即座に見出すことは困難なのです。

自閉症スペクトラムの中でも、成人期には高機能群(知的障害なし)の方がさまざまな二次障害を発症しやすいと言われています。

その多くは気分障害うつ病双極性障害)で、その他にも不安障害、強迫性障害摂食障害、慢性チック障害などが見られます。

 

※参考文献『アスペルガー症候群の子どもたち―その病像論の誕生から消滅まで』編著飯田順三