発達障害ちゃんと赤ちゃん

39歳。ADHD診断済み。3歳の息子と猫2匹と暮らす。同い年の夫と別居中。

息子のこと

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息子はよく周りの大人たちから賢いと言われます。

みんながみんな息子が賢いと言います。

息子の発達障害を心配して受診した小児精神科医も、幼児教室の講師も、大学で発達心理学を教えているママ友も、保育園の先生も、ベビーシッターさんも、定期検診に行く歯医者さんも、よく行く中華料理屋の店員さんも、偶々バスで隣に座ったお婆さんも、通りすがりのおじさんも…

私もまあ少し賢いなとは思ってはいるけど、それは息子可愛さの親バカ目線によるものだし、まあ多少IQが高くても誤差の範囲、周りも九割五分はお世辞だろうと思っていました。

 

それでも今日のような出来事があると、この子はとても頭がいいのかもしれないと思います。

まあ親バカなのですが。

 

今日は秋晴れのいいお天気だったので、息子と大きな公園に遊びに行きました。

本当は引っ越しの準備をしなくてはいけないのですが、とてもいいお天気だったので、家でダンボールに囲まれ作業するなんてバカバカしくなったのです。

 

公園に行くと、息子は子どもと遊びたがります。

グループで遊んでいる子達の中には入り難いので、だいたいいつも1人で遊んでいる同じ歳くらいの子どもに話しかけてて気が合いそうなら一緒に遊びます。

今日も砂場で1人の男の子に声をかけて仲良くなり、1時間くらい一緒に遊んでいました。

子どもって初対面同士でも仲良く遊んですごいなあと思いながら、私はぼんやり息子をみていたら、息子と遊んでいる男の子のお母さんが私に「ありがとうございます。遊んでいただいて」

とご挨拶にいらっしゃっいました。

「いえいえ、うちの子が一緒に遊びたくてお声かけしたようです。お帰りの時間大丈夫ですか?」

夕暮れ時だったので、もしかしたらもう帰っちゃうのかなと思いながら尋ねました。

「それは大丈夫なんですけど、うちの子難聴でほとんど耳が聴こえないんですよ。だからお友達の声が拾えなくてごっこ遊びなんてできないんじゃないかな…」

息子と男の子は、戦いごっこをしているようでした。

とてもたのしそうにおどけて、走り回って、枝をふりまわして。

「大丈夫みたいですけど、息子の声が聴こえてないなら、戦いごっこは危ないかもしれないですね」

そこで「ちょっと〜息子〜来て〜お話〜」と息子を呼び寄せました。

息子は私に呼ばれて、笑顔で犬のようにこちらに駆けて来ます。

「なんだよぅ、今遊んでるよぅ」と不満を口にしながらも私に抱きつく甘えん坊の息子。

「あのさ、一緒に遊んでいる子、お耳があまりよく聴こえないんだって。だからさ、戦いごっこは危ないかもしれない」子どもと過ごす時間はいつだって安全第一。他の子に怪我をさせたらいけない。

「あ〜そのことね。大丈夫だよ。わかってやってるから。僕が話す時にお友達が僕のお口を見るからわかりやすく大きく口を動かしてたらいいんだよ。口を読むの。それでわかるの。わかんない時はね、機械がついてる方のお耳に大きな声で話したら聴こえるから。お母さんもやってみなよ」

口を読む。唇を読んで相手の話してることを理解してるって、なんでそんなことわかったんだろう。

「口を読むんだよってお友達が教えてくれたの?」

「何で?あのお友達ね、お話できないんだよ。そんなの一緒に遊んでたらわかるじゃん。口ばっかり見るしさ、あれ〜?っ顔するし。だいたいわかるんだよ。僕のお口を読んでくれるの。あーのお口、いーのお口違うでしょ?それで何を言ってるかわかるんだよ。それで僕はお友達の手とかお顔でイヤイヤしたりするのを見たらわかるし。だから戦いごっこ危なくないし!」

「そっか、わかるんだね。それで絶対危なくない?」

「絶対危なくない!だいたい本当に攻撃するはずないじゃん」

「わかったよ。遊んでる最中に呼んでごめんね」

「いいよ!」

そう言って、さっきのお友達がいる遊具の方に走って行きました。

 

この子はよく考える頭の良い優しい子だなと思いました。

息子が行きたいと言うので幼児教室に通ってはいますが、私は教育熱心な方ではなく、息子は4歳ですがひらがなとカタカナも書けません。数字も。

ひらがなと数字は読みはいつの間にかできるようになっていましたが。多分幼児教室で教わったのだと思います。

 

同じ幼児教室に通う頭のいい子だと言われ子どもなら、4歳でひらがな、カタカナ、アルファベットを書けるのは当たり前、ある程度は漢字も書けるし、時計も正確に読み、簡単な英会話もできる、お料理だってできる、そんな子はたくさんたくさんいます。

きっとみんな小学校受験をして賢い小学校に行き、賢い中学校に進学して、賢い高校に入って、賢い大学に行くのでしょうという子ども達。

その子達からしたらひらがなも書けない息子は、何もできないに等しい。

 

それでも、観察する力、考察する力、応用する力は素晴らしいと思いました。

親バカなので。

 

まあ、「なんであの子と一緒に遊びたかったの?」と尋ねたら「あのね〜ハッピーセットのパトレンジャーのロボット貸して欲しかったから!貸してくれたよ!僕ね、優しいお友達大好きなんだよ」とのことで、ハッピーセット目的で近づいたようなのですが。

 

以上、親バカのお話でした。