発達障害ちゃんと赤ちゃん

39歳。ADHD診断済み。3歳の息子と猫2匹と暮らす。同い年の夫と別居中。

ADHDの産後③ 夫婦の溝

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②の続きです。

産後、里帰りしなかったので夫と2人での育児だったのですが、それは想像していたよりずっとハードで、私は産後うつのような症状で眠れなくなり、眠れないことで更に症状は悪化、酷い焦燥感と息苦しさ、しかし自分がおかしくなっている自覚もなく、こんなんじゃ駄目だ、しっかりしなくちゃとどんどん自分を追い込んでいきました。

自分を追い込むの大好きなので。

 

夫は堪ったものではなかったの思います。

夏に出会い、秋に恋に落ち、冬に一緒に暮らし始め、すぐに妊娠して瞬く間に出産となった私と夫ですから、夫は私のダークサイドを全く知らなかったのです。

夫はそれまでにも、旅行を当日にドタキャンしたり、音信不通になったりと割とネガティブな面も私に見せてくれていて、私はその夫の不器用さも好ましく思って結婚したですが、夫は私のことをただただ、穏やかで、料理がうまくて、いやらしくて、かわいい(夫談)と思って結婚したので、産後の狂った私は受け入れがたかったのではないでしょうか。

彼は女性と付き合った経験もほとんどなく、友達も1人もおらず、人付き合いを避けて避けて35歳まで生きてきた人でした。

そんな夫に産後の私と真っ向から向き合い夫婦関係の問題を解決するスキルはありません。

他人とも自分とも向き合うのが嫌で、そういう煩わしさから逃げて逃げてきたのに、私となんか向き合う羽目になった夫。かわいそうな夫。

 

もちろん夫はそんなことは口に出しませんでした。捌け口をそっと見つけただけ。不満を口に出しても意味がないし意味のないことはしない人なので。

そして出来る範囲で向き合おうとしてくれた。

 

しかし私にはその夫の向き合い方では、全然足りなかった。

 

もっと向かい合いましょう。魂を殺し合いましょう。

それで駄目なら別れましょう。

産後、ずっと別れたいと思っていました。

夫は私が子供を産んだことで失ったものを変わらず持っていて、毎日子供が生まれからも変わらず仕事に行くので、一緒にいるのが辛かったのです。

夫は一緒に子育てするパートナーではなく、自分の無くしたものを持っているずるい人として私の目に写っていました。

どうして私ばかり、どうして私ばかり、2人の子供なのにと。

 

私はこんなにやっている。これだけ情報を集めて、インプットして実行している。

どうして正確に評価してくれないの?

成果を上げているのに評価されないの?

これからもずっと?

この生活はいつまで続くの?

私の今の状況の原因は何だと思う?

社会への不満を口にするのはいけないのと?

ねぇ、私どんどん男の人が憎くなる。

あなたのことも。

育児の責任って男女でこんなに違うものなの?

男の人は仕事をしてるから?仕事ってそんなに偉いの?お金を貰えるから?

私がしていることは、育児は無償だから価値がないの?

評価されないの?

私は何?

仕事なら私もできるのに。

ずっとしてきたし、評価されて成果もあげてきた。

私にしかできないことがあった。

ああ、もうできないのか、赤ちゃんがいるから。

1年後にできたのしても、時短、パート、全力ですることは難しい。

お金もたくさんは稼げない。

稼げない。

それってこれから先もずっとあなたより下にいるってこと?

信じられない。

信じられない。

 

夫に不満があるなら話し合おうと促されてくどくどと現状の不安と不満を話しました。

頭のどこかで、こんないことが言いたいんじゃないのに。

言っても意味がないのにと思ってましたが、止められませんでした。

ああ、どんどん自分が嫌になる。

 

夫は、「君は僕に養われるのが嫌なんだだろう。僕をバカだと思っているからバカに養われるのが嫌なんだろう」と言いました。

 

「そうじゃない。対等でいたいのに難しいのが苦しいの」と伝えると、「解決すべき問題を解決しよう。出来ることは全てするから」と言ってくれました。

 

そして仕事を調整して、週に3日在宅で仕事ができるようにしてくれました。

後になって会社員である夫がそんなことをすることの大変さに思い至りましたが、当時は私の育児に不満があるの?完璧にしているのに!と夫を完全に敵視してしまっていました。

 

そして在宅勤務で育児をする時間が増えた夫にこれまで集めた育児書や論文、WHOの情報などを読むようにと渡して、読み進みのが遅い夫に「信じられない。どうして必要な情報をインプットしないの?1日に3冊くらい余裕で読めるでしょう?私のことをバカにしてるの?」などと言って心底うんざりさせたのです。

言い訳をすると、私は本を読むのが割と早くて、必要な情報だけを頭に留めておくことが得意なのですが、私よりはるかに賢い夫なら1時間あれば余裕で3冊の本を読んで、内容を理解して重要なことだけしっかり頭に留めておけると思ったのです。

余裕でできることをしないなんて、育児を、育児に奔走している私をバカにしていると思い込み、夫に失望しました。

夫は私に呆れたでしょう。

 

じりじりと夫婦の溝が広がるのを感じて悲しいような、虚しいような気持ちでいました。

寝不足と疲労で極端に狭くなった視野にはもう夫の優しさが映らなくなっていました。