発達障害ちゃんと赤ちゃん

ADHDのこと、夫のこと、息子のこと、実家のこと。

寝ない息子を叱ってしまったこと

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落ち着かないので、本開いて読もうとしても目が文字の上を滑って頭に文章が入ってこない。

動揺している。

ついさっき寝ない息子をひどく叱ってしまった自己嫌悪で僅かに吐き気がする。

 

21時から寝かしつけ初めて、とうとう深夜1時になっても寝ない息子に、ずっと喋べり続ける息子にイライラして大きな声で「もういい加減にしなさい!お願いだから黙って!早く寝なさい!」と叫んでしまった。

いい加減にしなさいなんて。

寝たくても眠れない子どもになんてことを言ってしまったのだろう。

恐怖で支配するなんて、躾じゃない。調教だ。

つまり心なき野獣として息子を扱ってしまったということ。

最悪。

私はいつもそうだ。

感情のコントロールができなくて自己嫌悪するくせに、もう絶対にしないと思うくせに繰り返す。何度も。

しかも、ひどい叱り方をした後に必ず、人が変わったように反省して息子に詫びる。

まるでDV男みたいに。

 

 

叱ったのには理由がある。深夜に喋って、喋り続けていたから、もう本当にたまらなくなり、叱ってしまったのだ。

でも理由があるからなんだろう。

大声である必要はない。

 

でもさ、この感情的に大声で小さな子どもを叱っているのが、本来の私じゃない?

という考えが不意に頭に浮かんで、ぞっとする。

いい母親ぶってさ、笑顔で子どもの考えを尊重してとか言って、そんなの仮面じゃないの?

本当は怒鳴り散らして恐怖で支配したいんじゃないの?

母みたいに。

私は母と同じではないの?

都会に出て、やり甲斐のある仕事をして、子どもを持って、優しい母親になったつもりでいるけど、そんなのハリボテの姿なんじゃないの?

ほら、さっき自分が出した声を思い出してごらんよ。

苛立ちを隠そうともしないで、投げつけるように、傷つけることをわかって出したあの大きな声。

なんて醜い。

でもあれが私なんだと思う。

 

息子は理不尽を嫌悪する。

息子は私の感情的なもの言いを嫌悪する。

息子は一貫しない態度を軽蔑する。

きっと息子は私を嫌いになる。

 

先週から続く原因不明の微熱、昨日保育園から呼び出しがあったから仕事が詰まっていて昨日はほとんど眠れていない、今日は一日中まぶたが痙攣してる、我慢していたのに、お風呂になかなか入らない時も、パジャマを着ないで廊下で側転している時も、絵本の上にお茶をこぼした時も、イライラする感情をぐっと堪えて、優しく根気よく声をかけたのに。

 

そんなことで子どもはお母さんを嫌いにならないよと言う人がいるけど、そうだろうか?

私は感情的な私の母が大嫌い。

面倒だし、できれば2度と会いたくない。

 

息子は私に叱られて、泣きながら「どうしてそんなに怒るの?どうしてそんなに大きな怖い声を出すの?僕が怖がればうれしいの?僕が怖がって言うことをきいたらお母さんはうれしいの?」と私に尋ねた。

落ち着いた声で。

賢い子だと思った。

こんな時にまで賢い子。

私には似てない。

 

「お父さんに会いたい」とも言った。

自業自得だが、この言葉が一番堪える。

おまえには僕を育てるのは無理だと言われているように感じる。

事実そうなのかもしれない。

 

夫のことを思う。

あの人なら息子をもっとわかってあげられるのではないかと思う。

あの人は、息子を捨てたのだろうか?

逃げたのだろうか?

週末に、夫の都合の良い日にしか息子に会わないという夫の選択は、息子にどのように映るのだろうか?

夫には息子より優先すべきものがあるという事実。息子はいつか、おそらく近い将来、そのことに気がつくだろう。

夫と息子の関係。

息子の意思関係なく私と夫により決められた夫と息子の関係。

それを思うと、なおのこと、私は、私だけは、息子を何より大切にしなくてはならないと思う。少しの失敗も許されないと思う。

私だけ。私だけ。私だけ。私だけ。

産んでから何度そう思っただろう。

こんなに頼りなく未完成な人間に委ねられた命の重みに何度圧倒されただろう。

だけど、その重みを一度だって嫌だと思ったことはない。

愛おしさと責任感が綯い交ぜになって、胸が苦しくなるが、その苦しさはどこか恍惚としたもので、私はその苦しさを愛していると言ってもいい。

痩せ我慢ではなく、苦しみを呑み込んだそのずっしりとした息子を育ててきた時間、経験、私と息子の関係が私はやはり愛おしいのだ。

だから、母のようだなんて甘えたことを言って逃げ越しになっている暇はなくて、私はやる。愛を持ってやりきる。

 

もし夫が逃げているのだとしたら、逃げたい奴は逃げればいい。

どうぞご勝手に。

そこから見える景色に私は興味がない。